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2020.02.07

Date:
“幸福駅”への切符
「結婚式はしない予定だった」
初めて当館にお越し頂いた時、ご新婦様がおっしゃったお言葉。
それでも…お2人が出会いこれまで紡いできたご縁が、
当館から繋がる、“幸福駅”への切符となりました。
花が咲いたような、柔らかな笑顔のご新婦様。
優しく、しっかりと見守るご新郎様。
お打合せの中でも見える愛情の深さ。

だからこそ、お2人らしさが、お2人の人柄が伝わる素敵な1日に。
「まもなく幸福駅、幸福駅。」
トトロと木をテーマに。温もりを感じる空間へ。
並ぶ木彫りの作品は、ご新郎様のお姉様が作られたもの。
玄関に佇む大きなきり株がしっかりと溶け込み、家族の暖かさに包まれる背景に、
お2人は皆様との思い出のお写真を飾られました。
和と洋が交わるチャペル。
その扉が開いた時に、皆の目に映してもらいたい。
きっとその方が、感動が…驚きが伝わるはずだから。
紋付袴・白無垢と綿帽子をお召になったお2人は、
和庭園で手を結びながら「だからそれまでは内緒で」

“紅差しの儀”
今まで過ごしてきた時を想いながら、親子の絆を感じられる瞬間。
「今までありがとう」「いってらっしゃい」
直接の言葉はなくとも伝わる気持ちに、ご新婦様の瞳から涙が流れました。
お父様より合わされたお2人の育ってきた土地の“お酒”
違う環境で育ち、その違いを乗り越え新たな家庭を築いてゆく。
お2人とお父様、お母様へと注がれ、願いは確かなものへ。
込められた思いを胸に、
人前式ならでは…皆様にご協力頂き完成した証明書へ名前を。
ご新婦様にとって、
今まで人生を共に過ごしてきた“旧姓”を記す最後の時とも言えます。
皆様の手から放たれた沢山の光がお2人を祝福する中、
夫婦としての1歩を進まれました。
白に色彩を加える髪飾り。襟もとにも華やかなお色を。
会場内では黄色・白の風船が彩ります。
テーマであるトトロも登場、ケーキへご入刀を。
ファーストバイトの前に、お手本と練習をとご新郎様の弟ご夫妻様と、
ご新婦様の弟様をご指名。
しっかりと見届け、お2人も楽しそうなお姿を見せて下さいました。
ブラインドが上がり、登場したのは和庭園。
その中央にはお餅つきのご準備とお2人が!
皆様をご案内し、お餅つきが始まりました。
完成したお餅は皆様のお席へ。お2人は皆様に向けてご一礼を。
和やかにお過ごし頂いたお時間も、いよいよ結びへ。
溢れる感情に、顔をあげれば目の前に見える姿に思わず涙がこぼれる。
その背中に手を添え、見守るご新郎様。
その優しさに一言、また一言としっかりと言葉にされます。
これまで支えてきてくれた。
見守ってくれた。
かけがえのないご家族様や皆様との繋がりに感謝を伝える日。
お2人は“幸福駅”へと到着されました。
その先にも、幸多かれと。