
2020.03.14
Date:
“Blue hour“にシャッターを
夜が降りてくる一瞬、世界は青く染まる。
かけがえのない1日の結びに幻想的な空間で。
出会いは、ご友人様のご紹介。
柔らかな雰囲気を纏ったお2人。
「第一印象が“この人と結婚するかもしれない”だったんです。」
そうおっしゃったご新婦様の横で、照れたように微笑むご新郎様。
お打合せの中でも、いつも仲睦まじいお姿を見せて下さいました。


号外!「ついにゴールイン!」大きく掲げられた見出し。
捲るページに込められたのは、たくさんのエピソード。
出会いから、今日にいたるまで。
手作りしたオリジナルの指輪をはめ、手を合わせたお2人が一面を飾る。
ご新郎様のご友人様が手作りされた素敵な新聞が、
皆様の手に配られ、控室に笑う声が広がります。

向かうのは北野天満神社。
熨斗目柄に、夫婦の象徴である鶴が羽ばたく艶やかな白無垢。
この晴れ姿が皆様の瞳に映る時。
まもなく迎える、笑顔と祝福の言葉が、お2人へと届く時。
その瞬間を思い浮かべながら、微笑んだ綿帽子の影が揺れる。



「おめでとう」その言葉を一心に感じながら、
夫婦の契りを交わすお2人。
見守る皆様の瞳の奥には、しっかりと晴れ姿が映されておりました。


掌いっぱいの幸せを。
皆様の手から舞い降りた折り鶴は、お2人が想いを込めて手作りしたもの。
色とりどりの羽を広げ、お2人と皆様の笑顔を彩ります。

掛け声と木槌の小気味良い音が鳴り響く。
開かれた酒樽から、振る舞い酒を。
皆様の手にわたった枡を掲げて、乾杯と声高らかに…ご披露宴が始まりました。



和気藹々と過ごす皆様の前に、登場したのはちらし寿司ケーキ。
寿の文字を囲み色鮮やかな具材が並ぶケーキに、大きなしゃもじでご入刀を。
お互いへの愛情を込めたファーストバイトも。


西の空に深い赤さが残る黄昏時。
ステンドグラスから差し込む光の下、お衣裳新たにお写真を。
ネイビーのタキシードに純白のウェディングドレス。
袖が広がるシルエットを繊細なレースが飾り、より一層その美しさを引き立てる。


ご新郎様のご友人様が、お2人の相性診断をプレゼンテーション。
楽しそうな笑顔が会場内に。
「末永くお幸せに」という結びの言葉が、大きな拍手と共にお2人へと贈られました。



たいせつなご友人様から、想いを。
紡いだ声に、頬に伝った涙。手紙を持つ手に、少し力が込められる。
思わず手を伸ばしたご新婦様に応えるように語られるのは、共に過ごした日々。
ありがとうの言葉を。今だからこそ。



普段は伝えられない想いがある。
結婚式は、その想いを、言葉を伝える場。
皆様からは、お2人へ。
お2人からは、今までたくさんの愛情を注いでくれた。家族に。
青春を共にし、一緒に乗り越えてきた。友人に。
愛する人の…たいせつな人たちに。感謝と敬意を表して。


深い青。
空一面を染め上げるその青に、お2人は1歩をふみ出す。
しっかりとその手を結びながら。